【3】通貨ペアと各通貨

3.英ポンド(GBP)・日本円(JPY)

サイトマップ【3】通貨ペアと各通貨サイトマップ

英ポンド(GBP)について

【通貨取引量4位】
 取引量は、BSIの2004年の調査によると、全体の16.9%
 ※小口 幸伸 著「<入門の金融>外国為替のしくみ (入門の金融)」p139参照

 1位は、米ドルで、88.7%。
 2位は、ユーロで、37.2%。
 3位は、日本円で、20.3%。
 4位は、英ポンドで、16.9%。(通貨ペアなので、合計で200%)

 日本円よりも取引量は少ないのです。

 通貨ペアの取引量を見ると
 ※内藤忍 著「内藤忍の資産設計塾 外貨投資編―投資フロンティアを広げる外貨攻略法」P207参照

 英ポンド/米ドル 14%
 ユーロ/英ポンド 2%

 インターバンク市場において、英ポンド(GBP)が絡む通貨ペアは、この2種類しかありません。

 英ポンド(GBP)/円などは、クロス円と呼ばれます。
 日本円(JPY)が絡む通貨ペアは、仮想に作られたレートです。つまり、英ポンド/米ドルと米ドル/円を掛け合わせているのです。(詳しくはクロス円とドルストレートと通貨ペアの仕組み

【政策金利が高い】
 先進国の中では、政策金利が高い国です。
 2008年10月で、4.50%

国名 2008年10月(%) 平均(%) 検証期間
日本 0.50 2.30 1980年〜2008年
米国 1.50 6.00
ユーロ 3.75 4.25
英国 4.50 8.00
豪州 6.00 9.90
南アフリカ 12.00 10.15 1999年〜2008年
平均 4.70 6.76 -


ロンドン市場

 英国のロンドン市場は、世界一の取引量を誇る、最大の為替市場です。
 世界全体の31%の取引量(7530億ドル/1日)が、英国のロンドン市場に集中します。
 東京市場の4倍の取引量があります。

 ロンドン市場は、日本時間のPM6:00ころから開始です。
 経済指標などの重要情報の発表が、このPM6:00ころから行われることがあります。
 そのため、PM6:00を過ぎると、大きく為替が変動することがよくあります。

 世界から、金融機関が集まり、当然、投機筋も多数参加する市場です。
 大口取引が多く、値動きが大きくなりやすい特徴があります。

ユーロ統合の可能性

 英国もEUのの一員。英ポンド(GBP)がユーロになってもおかしくありません。

 以前、英国もユーロ統合を考え、1990年ERMに参加しています。ERMは、ユーロ統合へ向けた準備をするためのものです。ユーロへ統合する通貨の、為替相場を安定させる目的のシステムです。

 ところが、ヘッジファンドの標的となり、1992年、英ポンド(GBP)の通貨危機を招きました。

 その際、ERMの要件満たす事ができず、ERMから脱退しています。

 それ以降、英国では、ユーロ統合へは向かわず、独自路線を歩む事となります。

 今後、英ポンド(GBP)は、ユーロへ統合されることがあるのでしょうか。

 もし、統合となると、英ポンド(GBP)で取引していたポジションはどうなるのでしょうか。

 英ポンド(GBP)では、ユーロへの統合リスクとでもいうべきリスクがあります。

 以前、セントラル短資FX、上田ハーローFX、外為どっとコム、サイバーエージェントFXの4社のサポートデスクに、この点を確認したことがあります。

 その時の回答の要点は

  1. ユーロ統合へ動く可能性は低い。
  2. その理由は、現時点では、英国民が、それを望んでいないため。
  3. もし、ユーロ統合される場合、2〜3年くらいの期間を掛けてゆっくり行われる。
  4. その時のポジションは、その時になって見ないと、なんとも言えない。

 現時点では、しばらくは問題なく取引が可能のようです。


日本円(JPY)について

【通貨取引量 3位】

 日本円(JPY)が絡んだ通貨ペアの取引量は、BSIの2004年の調査によると、全体の20.3%
 ※小口 幸伸 著「<入門の金融>外国為替のしくみ (入門の金融)」p139参照

 1位は、米ドルで、88.7%。
 2位は、ユーロで、37.2%。
 3位は、日本円で、20.3%。(通貨ペアなので、合計で200%)

 通貨ペアでみると、米ドル/円 17%、ユーロ/円 3%

【政策金利が、超低い】
 先進国の中では、政策金利が低い国です。世界初のゼロ金利政策を実施した経験があります。
 2008年10月で、0.50%

国名 2008年10月(%) 平均(%) 検証期間
日本 0.50 2.30 1980年〜2008年
米国 1.50 6.00
ユーロ 3.75 4.25
英国 4.50 8.00
豪州 6.00 9.90
南アフリカ 12.00 10.15 1999年〜2008年
平均 4.70 6.76 -


東京市場

 取引高、世界3位(2004年)。約2000億ドル/1日
 米ドル/円(60%)、ユーロ/米ドル(12%)、ユーロ/円(7%)、この3つの通貨ペアで約8割です。
 ほとんどが、日本円(JPY)との取引です。

 企業などの実需筋の取引が多く(30%)、企業の決算や社員のボーナスの時期に、ある程度、規則的な変動が観察されるようです。

日本円(JPY)は貿易国通貨

 日本は、貿易黒字が大きく、外需への依存度が強いといわれています。

 よって、世界の景気と連動した為替の動きがおこりやすいといわれます。

 世界経済が好景気であれば、日本も好景気になるので、日本円(JPY)が買われやすくなります(円高)。

 基本的に、日本円(JPY)の歴史は、円高で推移しています。
 1949年に360円で為替相場が始まり、現在100円前後まで、円高が進んでいます。

 1985年には、G5で「プラザ合意」で「ドル安」が決定されました。米国の貿易赤字を減らすため、世界が協調することになったのです。
 それは、日本にとっては、円高(対米ドルにおいて)を意味します。

 プラザ合意後、260円→120円まで、3年ほどで一気に下がりました。そこから一旦160円まで上昇し、下降を始めます。1995年4月に79.75円の円高を記録する事になります。
 これが円高不況を作り、やがてバブルが崩壊し、現在の不況状態に突入してしまいます。

 為替レートは、世界的な協調行動によっても大きく方向付けられてしまいます。
 日本円(JPY)は、G7(G5)決定による世界協調の影響を受けてきたのです。

 それと
 日本の政治力が関係しますが、日本が円安にしたいと望んでも、そういう方向へはあまり進まないでしょう。外国(特に米国)の方の意志が為替に反映される傾向があるようです。

財政状態の悪い国、日本

 日本は、平成19年度末で国の借金が、850兆円(国家予算の10倍)もある財務状況です。

 格付け会社ムーディーズのソブリン格付けをみても、日本は、Aランク(最高がAAA、その次がAA)になっています。日本は、新興国の南アフリカより、一つ上のランクですが、新興国とあまり変わらない評価ともいえます。

 債務残高をみても、日本のGDPの181%以上の債務は、世界の中でも突出しています。
 先進国の中では、2番目がイタリアで116%。
 以下、50〜70%でかなり低い水準です。

 ※債務残高の国際比較 http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/007.htm

 日本はこれから、「円安に向かう」という円安論も盛んです。
 その根拠は、この債務状況や、少子高齢化、人口減少など、国力低下が懸念されているからです。

 国家には盛衰があります。衰えていく国の通貨は売られ、通貨安になる可能性が高いようです。



【0】概要と意義

【1】運用方法の基本

【2】FX口座比較と初心者の始め方 

【3】通貨ペアと各通貨

【4】通貨分散

【5】経済の基本原則

【6】資産運用としてのFX(外国為替証拠金取引)

【7】想定外の対応



トップページへもどる→ 初心者のFX外国為替証拠金取引

相互リンク募集中→ 相互リンク

スワップ金利で運用する方法を知りたい→ 年利20%の資産運用-スワップ金利で皮算用

信用リスクの低い安心できるFX業者を知りたい→ FX口座(FX業者)比較

英ポンド 英ポンド円攻略@恐怖の92円下落


当サイトは、私が調べたり体験したりしたことを好き勝手に述べているだけです。投資の損益の責任は、投資家本人に帰属します。当サイトでは一切責任を負いません。

Copyright (C) 初心者のFX外国為替証拠金取引, All rights reserved.