【3】通貨ペアと各通貨

2.米ドル(USD)・ユーロ(EUR)

サイトマップ【3】通貨ペアと各通貨サイトマップ

米ドル(USD)について

【通貨取引量1位】
 米ドルが絡んだ通貨ペアの取引量は、BSIの2004年の調査によると、全体の88.7%
 ※小口 幸伸 著「<入門の金融>外国為替のしくみ (入門の金融)」p139参照

 88.7%の取引量は、ダントツ1位です。
 2位は、ユーロで、37.2%。
 3位は、日本円で、20.3%。(通貨ペアなので、合計で200%)

 これが、世界の基軸通貨と呼ばれる所以です。

 通貨取引の半分くらいは、米ドルが絡んできます。

 よって、米ドルの動向が、為替相場へ与える影響は重大です。

【政策金利の変動が大きい】
 米国の政策金利は、変動が大きく、よく動きます。

西暦 2000 01 02 03 04 05 06 07 08(9月) 変動幅 動向
米国 6.50 1.75 1.25 1.00 2.25 4.25 5.25 4.25 2.00 5.50 6.50→1.00→5.25→2.00
ユーロ 4.75 3.25 2.75 2.00 2.00 2.25 3.50 4.00 4.25 2.75 4.75→2.00→4.25
英国 6.00 4.00 4.00 3.75 4.75 4.50 5.00 5.50 5.00 2.25 6.00→3.75→5.00
豪州 6.25 4.25 4.75 5.25 5.25 5.50 6.25 6.75 7.00 2.75 6.25→4.25→7.00
南アフリカ 12.00 9.50 13.50 8.00 7.50 7.00 9.00 11.00 12.00 6.50 12.00→9.50→13.50→7.00→12.00
日本 0.50 0.10 0.00 0.00 0.00 0.00 0.25 0.50 0.50 0.50 0.50→0.00→0.50

 南アフリカは、新興国(発展途上国の中で経済発展著しい国)の一つに数えられています。新興国の経済は、ボラティリティ(変動率)が高いので、当然金利の変動も大きくなります。

 それに比較して、欧州・オセアニアでは、それほどの金利変動はありません。南アフリカの半分以下です。先進国の経済のボラティリティはそれほど大きくないのが原因です。
 それと、欧州・オセアニアでは、インフレ対策に重きをおきます。インフレターゲットを設定している国が多いのです。

 ところで、米国はどうでしょうか?
 先進国でありながら、南アフリカと同じくらいに金利変動が激しい特徴があります。

 米国では、『雇用』を重視します。

 雇用が悪化すると、金利を下げて、金融緩和を行い、景気を良好にするような経済政策を行います。

 インフレターゲットを設定しているわけではないので、金利政策を思い切って実行しやすい面があります。

 それが、先進国の中でも、金利変動が激しい原因の一つとなっています。

ニューヨーク市場

 取引量 世界第2位。4600億ドル/1日

 米ドル(USD)は、世界が注目する通貨です。
 米国の経済指標は、あらゆる通貨ペアの動向に影響を与えます。

 その経済指標の発表が行われる時間帯(日本時間の深夜)は、レートが大きく動きます。

 それから、ニューヨーク市場が終る時間帯(日本時間の朝5時ころ)も、注文調整が活発に行われ大きな動きになることが多いです。


ユーロ(EUR)について

【通貨取引量 2位】

 先ほどの米ドル(USD)の項目で触れましたが、ユーロ(EUR)は、通貨取引量が多く、第2位。
 全体の37.2%(総合計200%)を占めます。

 米ドル(USD)とならんで、基軸通貨を目指している通貨です。

 通貨ペアの取引量でみると、ユーロ/米ドルが、1位で28%(総合計100%)。

 ユーロ(EUR)は米ドル(USD)に対する非難通貨として機能し始めました。米ドル(USD)から資金が離れると、その資金がユーロ(EUR)に流れるといった感じです。

【政策金利】

 2008年10月で、ユーロ圏の政策金利3.75%

国名 2008年10月(%) 平均(%) 検証期間
日本 0.50 2.30 1980年〜2008年
米国 1.50 6.00
ユーロ 3.75 4.25
英国 4.50 8.00
豪州 6.00 9.90
南アフリカ 12.00 10.15 1999年〜2008年
平均 4.70 6.76 -


財政状態の健全性が高い

 ユーロ(EUR)圏には、安定化協定(財政安定協定)があります。

 ユーロ(EUR)圏諸国は、欧州連動条約にしばられます。その中に安定化協定と呼ばれているものがあります。それは、ユーロ(EUR)圏各国の財政赤字はGDPの3%以内に抑えるという内容です。

 (実際は、フランス、ドイツ、イタリア、ギリシアで、遵守することができませんでした)

 安定化協定を遵守できない国もありますが、それでも、財政状態は比較的健全性が高いといえます。

 日本のように、平成十九年度末で国の借金が、850兆円(国家予算の10倍)もあるような財務状況ではありません。

 格付け会社ムーディーズのソブリン債格付けをみても、ユーロ圏諸国は高い格付けになっています。

ユーロ(EUR)の不安要素

 最近、第二の機軸通貨として、認められつつあります。

 しかし、安定化協定が遵守されず、法律の方を変更して対応せざるを得なくなったように、不安定要因が存在します。

 ユーロ(EUR)は、まだまだ体制そのものに不安要素が多く、隠れた変動リスクが他国よりも強いといえます。



【0】概要と意義

【1】運用方法の基本

【2】FX口座比較と初心者の始め方 

【3】通貨ペアと各通貨

【4】通貨分散

【5】経済の基本原則

【6】資産運用としてのFX(外国為替証拠金取引)

【7】想定外の対応



トップページへもどる→ 初心者のFX外国為替証拠金取引

相互リンク募集中→ 相互リンク

スワップ金利で運用する方法を知りたい→ 年利20%の資産運用-スワップ金利で皮算用

信用リスクの低い安心できるFX業者を知りたい→ FX口座(FX業者)比較


当サイトは、私が調べたり体験したりしたことを好き勝手に述べているだけです。投資の損益の責任は、投資家本人に帰属します。当サイトでは一切責任を負いません。

Copyright (C) 初心者のFX外国為替証拠金取引, All rights reserved.